日立 MRO-S8Eの特徴は?サイズ・電気代・お手入れを解説

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日立の「ヘルシーシェフ MRO-S8E」は、31Lのワイド&フラット庫内を備えた過熱水蒸気オーブンレンジです。毎日のあたためだけでなく、オーブン調理、過熱水蒸気、解凍、プレートを使った調理など、1台で幅広い使い方ができます。

電子レンジを選ぶときは、機能が多いかどうかだけでなく、実際にキッチンへ置けるのか、よく使う料理に合っているのか、お手入れが負担にならないかも気になるところです。

MRO-S8Eには、冷凍品と冷蔵品を含む複数のおかずをまとめてあたためる機能や、用途に合わせて選べる3種類の解凍など、普段の食事に取り入れやすい機能があります。

一方で、本体は約15.5kgあり、設置時には左右や上方に放熱スペースも必要です。コンパクトな電子レンジと同じ感覚で置けるとは限らないため、サイズや重さは購入前に確認しておきたいポイントになります。

この記事では、MRO-S8Eの基本スペックから、毎日の使い方をイメージしやすい機能、電気代、お手入れ、設置時の注意点まで順番に整理します。

 

MRO-S8Eの基本スペックと設置サイズ

最初に確認したいのは、MRO-S8Eの容量と本体サイズです。31Lという容量だけでなく、実際に置くために必要なスペースまで合わせて見ておくと、購入後のイメージがしやすくなります。

31Lのワイド&フラット庫内

MRO-S8Eの総庫内容量は31Lです。庫内はターンテーブルのないワイド&フラット形状で、底面を広く使える構造になっています。

大きめのお皿を使うときや、複数の容器を並べたいときには、回転皿の大きさや動きを気にせず置きやすいのがフラット庫内の特徴です。日々のあたためだけでなく、調理用の器を使う場面でも扱いやすくなります。

本体の外形寸法は幅487mm、奥行430mm、高さ365mmです。ハンドルを含めた奥行は461mmあるため、レンジ台の奥行がぎりぎりの場合は前方への出方も確認しておきたいところです。

本体カラーはブラックとホワイトがあります。キッチン家電の色をそろえたい場合は、機能だけでなく周囲の冷蔵庫や収納との合わせやすさも見ておくと選びやすくなります。

31Lは料理にも使いやすい容量ですが、そのぶん小型レンジより本体サイズは大きくなります。庫内の広さを活かしたいか、置き場所を優先したいかで、31Lという容量の感じ方も変わります。

本体サイズだけでなく放熱スペースも必要

MRO-S8Eは、本体が棚に収まればそのまま設置できるわけではありません。設置時には上方100mm以上、左右それぞれ45mm以上の空間が必要です。

背面については0mm以上となっているため、背面を壁に近づけて置けます。奥行方向のスペースを取りにくいキッチンでは、この点は置き場所を考えるうえで確認しやすい部分です。

一方、本体幅487mmに左右45mmずつを加えると、横方向には約577mmのスペースを考えておく必要があります。棚の内寸が本体幅ぎりぎりの場合は設置できないため、購入前に実寸を測っておくと安心です。

質量は約15.5kgあります。掃除のたびに持ち上げたり、頻繁に設置場所を変えたりするには負担になりやすい重さなので、基本的には置き場所を決めて使う家電と考えたほうが自然です。

レンジ台へ置く場合は、本体サイズ、放熱スペース、棚の耐荷重をまとめて確認しておくと、設置後に「思ったより大きかった」と感じにくくなります。

 

毎日の使い方で注目したいMRO-S8Eの特徴

MRO-S8Eは、機能の数だけを見るより、普段の食事でどのように使えるかを見ると特徴がわかりやすくなります。とくに、複数同時あたため、解凍、プレート調理は使い方をイメージしやすい機能です。

冷凍と冷蔵を含む最大4品をまとめてあたためられる

MRO-S8Eには、温度の異なる食品をまとめてあたためる「複数同時あたため」があります。条件を満たせば、冷凍品と冷蔵品を含む最大4品まで一緒にあたためられます。

たとえば、冷蔵庫に入れていたおかずと冷凍しておいた一品を食卓に出したいとき、何度もレンジを動かさずに済む場面があります。作り置きや冷凍保存を組み合わせていると、この機能を使う機会がイメージしやすくなります。

あたためには重量センサーが使われ、食品の重さを測って必要な加熱量を算出します。ただし、何を置いても自動で同じように仕上がるわけではありません。

冷凍品は左側に置き、冷凍品の数は冷蔵品以下にする必要があります。また、1品100~300g、合計800gまでで、2~4品を同時にあたためる場合は、それぞれの分量をほぼ同じにする条件があります。

家族分のおかずをまとめてあたためたい場合だけでなく、少量のおかずをいくつか用意することが多い場合にも使い道があります。反対に、いつも大皿を1枚だけあたためる使い方なら、この機能を使う機会は少なくなります。

解凍は3種類から使い分けられる

MRO-S8Eの解凍は、「解凍(スチーム)」「半解凍(スチーム)」「快速解凍」の3種類から選べます。冷凍食材を使う頻度が高い場合は、用途に合わせて解凍方法を変えられる点が特徴になります。

「解凍(スチーム)」は、冷凍しておいた肉や魚を、その後の調理に使いやすい状態へ解凍したいときに使えます。給水タンクの水を使ったスチームと加熱を組み合わせる方式です。

「半解凍(スチーム)」は、完全にやわらかくする前の状態に仕上げたいときに使います。肉を切り分けたいときなど、完全解凍より少しかための状態が扱いやすい場面があります。

「快速解凍」は、調理前の準備にかける時間を短くしたいときの選択肢になります。冷凍庫から出した食材をすぐ料理へ使いたいことが多い場合は、解凍機能を使い分けられる意味も大きくなります。

解凍の仕上がりは食品の種類、形、量などによって変わります。冷凍保存をよく使うなら便利な機能ですが、すべての食材を同じ方法で解凍するのではなく、食材や用途に合ったメニューを選ぶことが基本です。

らくらくプレート焼きや過熱水蒸気で調理にも使える

MRO-S8Eには、電子レンジのあたためだけでなく、らくらくプレート焼き、オーブン、グリル、スチーム、過熱水蒸気などの調理機能があります。

らくらくプレート焼きは、セラミック製のテーブルプレートを使い、レンジとオーブンを組み合わせて調理する機能です。鶏肉や魚など、対応するメニューをプレートに並べて調理できます。

料理によっては、冷凍した食材を解凍してから別に焼くのではなく、対応するオートメニューで調理を進められるものもあります。冷凍食材を普段から活用している場合は、解凍機能と合わせて使い方を広げやすくなります。

オーブンは1段の上下ヒーター式で、250℃にも対応しています。ただし、250℃での運転は約5分間で、その後は自動的に210℃へ切り替わります。高温を長時間維持するタイプのオーブンとは使い方が異なります。

普段はレンジ中心で、ときどき焼き料理やオーブン料理も作りたい場合には、複数の機能を1台で使えます。一方、あたため以外をほとんど使わない場合は、どこまでの機能が必要かを考えておくと選びやすくなります。

本体写真や販売ページに掲載されている仕様を合わせて見ると、サイズ感やデザインも確認しやすくなります。

日立 ヘルシーシェフ MRO-S8E-K

 

MRO-S8Eの電気代とお手入れ

毎日使う家電では、本体価格だけでなく、電気代や掃除のしやすさも気になります。MRO-S8Eは、年間消費電力量の目安が公表され、お手入れをしやすくする「らくメンテ」も採用されています。

年間電気代は約2,460円が一つの目安

MRO-S8Eの年間消費電力量は79.3kWh/年です。これは省エネ法に基づいた一定条件で算出された数値で、実際の家庭で毎年必ずこの電力量になるという意味ではありません。

家電の電気代を考えるときに使われる電力料金の目安単価は31円/kWhです。79.3kWhに31円を掛けると、年間では約2,458円となります。

そのため、年間消費電力量を目安単価で換算すると、年間約2,460円が一つの目安です。月平均に単純換算すると約205円ですが、実際の使用量は月ごとに変わります。

短時間のあたためを中心に使う場合と、オーブンや過熱水蒸気を頻繁に使う場合では、実際の消費電力量は同じではありません。料理の頻度や加熱時間によって電気代は変わります。

また、電力会社や契約プランによって1kWhあたりの料金も異なります。約2,460円は製品同士を比較するときの参考値として見ておき、自宅の実際の電気料金とは分けて考えるとわかりやすくなります。

外して洗えるテーブルプレートで手入れしやすい

MRO-S8Eには「らくメンテ」が採用されています。庫内の底面にあるセラミック製のテーブルプレートは取り外して洗えるため、調理中に汚れても本体に付けたまま拭くだけではありません。

庫内の側面と背面には、汚れが付きにくく落としやすいシリコン系塗装が使われています。天面もヒーターが露出していないフラットな形で、手を入れて拭きやすい構造です。

スチームに使う給水タンクや、庫内から落ちた水滴や食品くずがたまるつゆ受けも取り外して水洗いできます。スチーム機能を使う場合は、庫内だけでなく水まわりのお手入れも必要になります。

本体には清掃・脱臭・水抜きのお手入れコースも用意されています。清掃コースはスチームで汚れを落としやすくし、水抜きは給水用パイプ内に残った水を抜くために使います。

自動のお手入れコースがあるから掃除が不要になるわけではありませんが、外せる部品と本体側のお手入れ機能を組み合わせられます。オーブンやスチームをよく使う場合ほど、お手入れ方法まで含めて確認しておくと日常の負担を想像しやすくなります。

 

購入前に確認しておきたいMRO-S8Eの注意点

MRO-S8Eには便利な機能がありますが、すべての使い方に同じように合うわけではありません。設置場所、重量、加熱方法など、購入前に知っておくと判断しやすい点があります。

31Lの容量と約15.5kgの重さをどう見るか

31Lの庫内は、大きめの皿や調理にも使いやすい一方、本体もコンパクトではありません。キッチン家電を置けるスペースが限られている場合は、容量より設置しやすさを優先したほうが使いやすいこともあります。

とくに注意したいのが、実際に必要な横幅です。本体幅は487mmですが、左右にそれぞれ45mm以上あける必要があるため、本体寸法だけを見てレンジ台を選ぶことはできません。

約15.5kgという重さも確認しておきたいところです。一度置いたあとにほとんど動かさないなら大きな問題になりにくいものの、掃除や模様替えで頻繁に動かす場合は負担になることがあります。

逆に、置き場所を確保でき、大きめの庫内でレンジからオーブン調理までまとめたい場合は、31Lの容量を活かしやすくなります。

「容量が大きいほうが便利」とだけ考えず、普段使う皿の大きさ、料理の量、キッチンの置き場所まで合わせて考えると、自宅で使ったときの感覚に近づきます。

高温調理やアルミホイルは加熱方法に注意

オーブンやグリル、過熱水蒸気を使用すると、本体や庫内は高温になります。調理終了直後のテーブルプレートや庫内へ触れる場合は、厚手の乾いたふきんやオーブン用手袋などが必要です。

スチームを使う清掃や水抜きのあとも、熱い蒸気や水に注意が必要です。あたためだけの電子レンジと比べると、高温になる機能を使う機会が増えるため、周囲の物や使う位置も考えておく必要があります。

また、アルミホイルは加熱方法によって扱いが変わります。レンジ加熱を行うメニューでは、金属類を入れないよう注意が必要です。

らくらくプレート焼きの一部はレンジとオーブンを組み合わせて加熱するため、通常のオーブン料理と同じ感覚でアルミホイルを敷けない場合があります。メニューごとの説明に合わせて使うことが大切です。

オーブンレンジは加熱方法が複数あるぶん、使える容器やシートも調理方法によって変わります。よく使う調理方法が決まっている場合は、そのモードで使える器や付属品をあらかじめ確認しておくと扱いやすくなります。

 

MRO-S8Eはどのような使い方と相性がよい?

MRO-S8Eの特徴が活かしやすいのは、電子レンジを単純なあたため専用機としてではなく、毎日の調理にも使いたい場合です。

作り置きや冷凍したおかずを使うことが多いなら、最大4品の複数同時あたためや3種類の解凍を使える場面があります。食事のたびに複数の容器を順番にあたためている場合は、使い方が変わる可能性があります。

肉や魚を冷凍保存することが多い場合も、解凍、半解凍、快速解凍を用途に合わせて選べます。冷凍食材を買っても、解凍の手間が理由で使いにくく感じることがあるなら、確認しておきたい機能です。

あたために加えて、鶏肉や魚のプレート調理、オーブン料理、過熱水蒸気なども使いたい場合は、MRO-S8Eの機能を広く使いやすくなります。1台で複数の調理方法に対応できるため、別の調理家電を増やしたくない場合にも選択肢になります。

一方、使う機能が飲み物や弁当のあたためにほぼ限られるなら、31Lの容量やスチーム機能が必要かは考えておきたいところです。より小型で機能を絞った電子レンジのほうが置きやすい場合もあります。

置き場所に余裕があり、あたためだけでなく冷凍食材やオーブン調理まで使いたいかどうかが、MRO-S8Eとの相性を考える一つの目安になります。

販売ページでは、ブラックモデルの外観や商品情報も確認できます。

日立 ヘルシーシェフ MRO-S8E-K

 

MRO-S8Eの保証と購入前によくある疑問

最後に、保証期間や設置、使い方など、購入前に確認しておきたい内容をまとめます。

本体は1年、マグネトロンは2年保証

日立の電子レンジは、本体がお買い上げ日から1年間、マグネトロンは2年間のメーカー保証です。

マグネトロンは、電子レンジで食品を加熱するために使われる主要部品の一つです。本体の保証期間とは異なり、マグネトロンだけ2年間になっています。

ただし、日立の公式案内では、マグネトロンだけ2年保証になっている理由までは説明されていません。

そのため、「壊れやすい部品だから保証が長い」「MRO-S8Eは故障しやすい」といった判断を、保証期間だけを根拠にすることはできません。

販売店独自の延長保証が用意されている場合は、メーカー保証とは内容が異なります。長く使う予定なら、購入する店舗の保証条件も合わせて確認しておくと違いがわかりやすくなります。

壁にぴったり置ける?アルミホイルは使える?

MRO-S8Eは、背面については0mm以上の設置条件になっているため、背面を壁に近づけて置けます。ただし、左右と上方にも空間が不要という意味ではありません。

左右はそれぞれ45mm以上、上方は100mm以上必要です。とくに幅が決まっているレンジラックでは、背面より左右のスペースが問題になることがあります。

アルミホイルについては、どの調理でも一律に使えるわけではありません。オーブン調理で使える場面があっても、レンジ加熱が含まれるメニューでは注意が必要です。

電子レンジ加熱でアルミホイルなどの金属が庫内壁面などに触れると、火花が発生する原因になります。らくらくプレート焼きのように複数の加熱方法を組み合わせるメニューでは、レシピの指示を確認して使うことが大切です。

MRO-S8Eは機能が多いぶん、加熱方法によって使える容器や道具も変わります。頻繁に使うメニューについては、購入前に取扱説明書やレシピ集を一度見ておくと、実際の使い方を想像しやすくなります。

 

まとめ

MRO-S8Eは、31Lのワイド&フラット庫内を備えた日立の過熱水蒸気オーブンレンジです。電子レンジでのあたために加えて、解凍、プレート調理、オーブン、グリル、過熱水蒸気などを1台で使えます。

毎日の使い方で特徴的なのは、条件を満たせば冷凍品と冷蔵品を含む最大4品をまとめてあたためられることです。作り置きや冷凍食材を使うことが多い場合は、活用する場面をイメージしやすい機能です。

解凍も3種類から選べるため、肉や魚を冷凍保存することが多い場合は、調理前の使い方に合わせて仕上がりを変えられます。らくらくプレート焼きや過熱水蒸気まで使えば、あたため専用の電子レンジより調理の幅も広がります。

一方で、幅487mm・奥行430mm・高さ365mm、質量約15.5kgあるため、設置場所はしっかり確認したいところです。さらに左右45mm以上、上方100mm以上の放熱スペースが必要になります。

年間消費電力量から計算した電気代は約2,460円が一つの目安です。実際の料金は使い方によって変わりますが、購入前にランニングコストを考える際の参考になります。

大きめの庫内を活かして、あたためだけでなく冷凍食材やオーブン料理にも使いたいのか。それとも、より小さくシンプルな電子レンジで十分なのか。MRO-S8Eは、必要な機能と置き場所の両方を比べると、自宅での使い方を判断しやすい機種です。

 

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