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日立の「メガ暖 白くまくん」RKシリーズを調べていると、RAS-RK2227Sは壊れやすいのか、暖房性能や電気代はどのくらいなのかなど、購入前に気になる点がいくつかあります。
RAS-RK2227Sは、6畳程度を目安とする2.2kWクラスの寒冷地向けエアコンです。暖房性能に加えて、熱交換器を自動で洗浄する「凍結洗浄Light」やフィルター自動お掃除、奥行25cmの薄型設計などを備えています。
一方で、自動お掃除機能があっても、お手入れがまったく必要なくなるわけではありません。スマートフォンから操作するには別売品が必要で、寒冷地では室外機の設置場所や排水にも注意が必要です。
また、お掃除機能がついていると故障率が上がるというような噂もありますが、RAS-RK2227Sがほかのエアコンより壊れやすいことを示すようなデータは見当たりません。搭載されている部品などから壊れやすさを推測するのではなく、保証内容やお手入れ方法、公開されている仕様をエアコン選定の目安にするとよいでしょう。
この記事では、RAS-RK2227Sの基本スペックから寒冷地での暖房性能、電気代、お掃除機能、購入前の注意点、保証まで順番に紹介します。
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日立RAS-RK2227Sの基本スペック
RAS-RK2227Sを選ぶうえでは、まず能力やサイズなどの基本仕様を確認しておくと、設置する部屋に合うか判断しやすくなります。
RAS-RK2227Sは寒冷地向けの6畳クラス
RAS-RK2227Sは、日立「メガ暖 白くまくん」のRKシリーズに含まれる寒冷地向けエアコンです。冷房能力は2.2kWで、6畳程度がひとつの目安になります。
電源は単相100Vです。同じRKシリーズにはRAS-RK2527SとRAS-RK2827Sもあり、それぞれ冷房能力が2.5kW、2.8kWと異なります。部屋の広さや必要な能力に合わせて、同じシリーズの中から選べる構成です。
RAS-RK2227Sの冷房能力は2.2kWで、能力範囲は0.4~3.1kWです。暖房能力は2.5kWで、能力範囲は0.4~6.3kWとなっています。運転中は常に同じ能力で動くのではなく、室温などに応じて調整されます。
主な仕様は次のとおりです。
| 項目 | RAS-RK2227S |
|---|---|
| 電源 | 単相100V |
| 冷房能力 | 2.2kW(0.4~3.1kW) |
| 冷房消費電力 | 425W(145~1,000W) |
| 暖房能力 | 2.5kW(0.4~6.3kW) |
| 暖房消費電力 | 485W(130~1,980W) |
| 外気温2℃時の暖房能力 | 5.0kW |
| 期間消費電力量 | 660kWh |
| APF | 6.3 |
| 室内機質量 | 9kg |
| 室外機質量 | 34kg |
畳数の表示は、すべての6畳の部屋で同じ効き方になるという意味ではありません。住宅の断熱性や部屋の向き、地域などによって必要な能力は変わります。特に寒さの厳しい地域では、部屋の条件も含めて確認しておきたいところです。
本体サイズと室外機サイズを確認
RKシリーズの室内機は、幅795×高さ295×奥行250mmです。日立の公式サイトでは、奥行25cmの薄型モデルとして紹介されています。壁から前への張り出しを抑えたい場合に、確認しておきたいサイズです。
室内機の質量は9kgです。ただし、エアコンは本体寸法だけを見て取り付けられるか判断することはできません。配管の取り回しや、天井・壁との距離など、施工に必要なスペースがあるからです。
日立の公式サイトによると、室内機の背面で配管を接続する場合は、110mm以上のスペースが必要と説明されています。室内機そのものは奥行250mmでも、実際に取り付けられるかどうかは設置場所ごとに確認が必要です。
室外機は、幅799×高さ629×奥行299mmです。日立の公式サイトでは、バルブや固定足を含む寸法も示されており、幅は+97mm、奥行は+68mmとなっています。室外機の質量は34kgです。
エアコンを選ぶときは室内機に目が向きやすいですが、寒冷地向けモデルでは室外機の設置環境も重要です。ベランダや屋外のスペースが限られている場合は、室外機本体の寸法だけでなく、周囲に必要な空間も合わせて確認しておく必要があります。
RAS-RK2227Sの特徴は寒冷地での暖房性能
RKシリーズは、寒冷地向けの「メガ暖 白くまくん」です。RAS-RK2227Sを見るときは、通常の暖房能力だけでなく、外気温が低いときの能力や霜取り運転への対応も重要なポイントになります。
外気温が低いときの暖房能力も確認できる
RAS-RK2227Sの通常の暖房能力は2.5kWです。寒冷地で暖房を使う場合は、この数字だけでなく、外気温が低い条件での能力も見ておきたいところです。
日立の公式サイトによると、RAS-RK2227Sの外気温2℃時の低温暖房能力は5.0kWです。この条件での消費電力は1,915Wとなっています。
低温暖房能力は、外気温2℃というJISの低温条件で、どの程度の暖房能力を発揮できるかを示した数値です。冬の暖房を重視してエアコンを選ぶ場合には、比較材料のひとつになります。
ただし、5.0kWという数字だけで、どの地域や住宅でも同じ暖かさになるわけではありません。断熱性能や部屋の広さ、外気温、設定温度などによって、実際の暖まり方は変わります。
寒冷地向けエアコンを選ぶときは、「6畳クラス」という表示だけでなく、低温時の暖房能力や設置する部屋の条件まで合わせて見ることが大切です。
「温風プラス」で暖かい風を出す運転ができる
RKシリーズには「温風プラス」が搭載されています。ボタンを押すと、吹き出す風の温度を高めた運転を30分間行います。
朝起きたときなど、暖かい風を出したい場面で使える機能ですが、通常の暖房運転とは動き方が異なります。温風プラス設定時は消費電力量が増え、室温も高くなる場合があります。
日立の公式サイトでは、RKシリーズの「約50℃」という高温風の試験結果も紹介されています。ただし、この試験に使用されている機種はRAS-RK2827Sです。そのため、約50℃という数値をRAS-RK2227S固有の実測値として見ることはできません。
また、温風プラス運転中は風向が自動位置に固定され、温度設定も変更できません。室温が高くなりすぎた場合には、運転を中断することもあります。
温風プラスは暖かい風を出したいときに使える機能ですが、30分間の運転であることや、通常運転より消費電力量が増える場合があることも合わせて確認しておきたいところです。
霜取り中の室温低下を抑える「あらかじめ温風」
冬にエアコンで暖房していると、室外機の熱交換器に霜が付くことがあります。この霜を取り除くために行われるのが霜取り運転です。
霜取り運転中は通常の暖房とは異なる動作になるため、一時的に暖房が弱まることがあります。寒さの厳しい地域では、霜取り運転への対応も暖房の使い勝手に関わります。
RKシリーズには「あらかじめ温風」が搭載されています。霜取り運転に入る前に暖気の吹き出し温度を上げて強力運転し、霜取り中の室温低下を緩和する仕組みです。
ただし、霜取りそのものをなくす機能ではありません。屋外の温度や湿度などによって霜の付き方は変わるため、必要に応じて霜取り運転は行われます。
寒冷地向けモデルを比較するときは、暖房能力の数字だけでなく、霜取り運転にどのような工夫があるかも判断材料になります。
凍結洗浄Lightなど清潔に保つための機能
RAS-RK2227Sには、熱交換器やフィルターなどを清潔に保つための機能が複数搭載されています。ただし、自動機能だけですべてのお手入れが完了するわけではありません。
凍結洗浄Lightで熱交換器の汚れを洗い流す
RAS-RK2227Sを含むRKシリーズには、室内機の「凍結洗浄Light」が搭載されています。熱交換器を凍らせ、付着した霜を溶かすときに汚れを洗い流す仕組みです。
エアコンの熱交換器は、冷房や除湿などで空気を取り込む部分です。自分では細かく掃除しにくい場所なので、自動洗浄機能があることはRKシリーズの特徴のひとつです。
ただし、日立の公式サイトには、菌やウイルス、ホコリ、カビなどをすべて洗い流せる機能ではないと明記されています。凍結洗浄Lightがあれば、内部の汚れがすべてなくなるというわけではありません。
室内機の凍結洗浄は、条件によって運転しない場合もあります。日立の公式サイトでは、外気温が1℃未満の場合や室内湿度が70%以上の場合など、運転しないことがあると説明されています。
凍結洗浄Lightは、熱交換器のお手入れを補助する機能です。どの部分を洗浄するのか、運転しない条件があるのかまで知っておくと、購入後に必要なお手入れも把握しやすくなります。
ステンレス・クリーンシステムを採用
RKシリーズでは、エアコン内部の通風路、フラップ、フィルターにステンレスを採用した「ステンレス・クリーンシステム」が使われています。
ステンレスフィルターは、室内から取り込んだ空気に含まれるホコリを受ける部分です。さらに、風が通る通風路や吹き出し口のフラップにもステンレスが使われています。
日立の公式サイトによると、プラスチック素材との比較試験では、ステンレスに防汚効果があると説明されています。エアコン内部の汚れが気になる場合には、素材も確認しておきたいところです。
ただし、ステンレスが使われているからといって、汚れやカビの発生をすべて防げるわけではありません。この点も、日立の公式サイトに注意事項として記載されています。
凍結洗浄Light、フィルター自動お掃除、ステンレス・クリーンシステムは、それぞれ役割が異なります。ひとつのお掃除機能としてまとめて考えるのではなく、どの部分に働く機能なのかを分けて見るとよいでしょう。
フィルター自動お掃除でも手入れが不要になるわけではない
RAS-RK2227Sにはフィルター自動お掃除機能があります。フィルターに付着したホコリを自動で掃除し、集めたホコリをダストボックスへ収納する仕組みです。
エアコンのフィルターはホコリがたまりやすい部分なので、自動で掃除する機能があると、日常的なお手入れの負担を減らせます。
ただし、自動お掃除だけですべての汚れを取り除けるわけではありません。使用環境によっては汚れが残ることがあります。日立の公式サイトでは、特にしつこい油汚れなどが気になる場合は、フィルターを取り外して手入れするよう説明されています。
キッチンに近い部屋など、油分を含んだ空気を吸い込みやすい環境では、自動掃除だけに任せず、フィルターの状態を確認する必要があります。
フィルター自動お掃除は、お手入れそのものをなくす機能ではなく、フィルターにたまるホコリの掃除を補助する機能となっています。
ヒートアタックはカビの抑制を目的とした機能
RKシリーズには「ヒートアタック」も搭載されています。冷房や除湿運転が停止した後に、熱交換器の熱を利用してファンも加熱し、エアコン内部のカビを抑制する機能です。
冷房や除湿では、エアコン内部に水分が発生します。ヒートアタックは、運転後の内部環境に対応するための機能として用意されています。
ここで注意したいのは、ヒートアタックは、すでに付着している汚れやカビを取り除く機能ではないことです。この点も、日立の公式サイトに明記されています。
また、内部を加熱するため、運転中に室温や湿度が上がる場合があります。暑い時期には、運転するタイミングによって室内環境の変化が気になることもあります。
凍結洗浄Lightは熱交換器の汚れを洗い流す機能、ヒートアタックはカビを抑制する機能です。それぞれ目的が異なるため、同じお手入れ機能として考えないほうが分かりやすいでしょう。
除湿や就寝時など普段の使い勝手
暖房性能が特徴のRAS-RK2227Sですが、除湿やタイマー、スマートフォン操作など、季節や時間帯に合わせて使える機能もあります。
除湿は3つのモードから選べる
RKシリーズの除湿には、「自動除湿」「パワフル自動除湿」「手動除湿」の3モードがあります。湿度や使い方に合わせて運転方法を選べます。
自動除湿では、湿度約50~60%を目標に運転します。設定温度は室温と湿度を確認しながら自動で調整されます。
パワフル自動除湿は、自動除湿よりもすばやく除湿するモードです。湿気を早めに取りたいときに使えます。
手動除湿では、好みの室温を設定して除湿運転を行います。自動運転だけでなく、自分で室温を設定したい場合にも対応しています。
注意したいのは、RKシリーズの3モード除湿では、運転中に室温が2~3℃ほど低下することがある点です。湿度は下げたいものの、室温はあまり下げたくない場合には確認しておきたいところです。
「みはっておやすみ」でタイマー停止後も室温を確認
RAS-RK2227Sには「みはっておやすみ」タイマーがあります。就寝中に冷房や除湿を使う場合に役立つ機能です。
一般的な切タイマーでは、設定した時間が来ると運転が停止します。その後に室温が上がっても、そのまま停止した状態が続きます。
みはっておやすみは、冷房・除湿運転時に設定すると、タイマー時間が経過して停止した後も室温を確認します。
その後、室温が上がると設定温度を控えめにして自動で再運転します。夜間に室温が上がった場合にも対応できる仕組みです。
寝室専用の機能ではありませんが、就寝中に冷房や除湿を使うことが多い場合は、通常の切タイマーとの違いを確認しておくと使い分けやすくなります。
スマホ操作には別売の無線LAN接続アダプターが必要
RKシリーズは、日立の「白くまくんアプリ」に対応しています。アプリを利用すると、対応するスマートフォンからエアコンを操作できます。
外出先からエアコンを操作したい場合などに使える機能ですが、RAS-RK2227Sを購入しただけでは無線LANへ接続できません。
白くまくんアプリを利用するには、別売の無線LAN接続アダプター「SP-WL4」が必要です。標準付属品ではないため、スマートフォン操作を使う場合は、アダプターの費用や取り付けについても確認が必要です。
「アプリ対応」と書かれていても、追加部品なしですぐに利用できるとは限りません。この点は購入前に確認しておきたいところです。
スマートフォン操作を使わない場合は、別売アダプターがなくても通常のエアコンとして使用できます。アプリを使う予定があるかどうかで、決めるのもよいでしょう。
電気代と省エネ性能を確認
エアコンは使用時間が長くなりやすい家電なので、消費電力や年間の電気代も気になるところです。RAS-RK2227Sでは、定格消費電力に加えて期間消費電力量も公開されています。
冷房・暖房の消費電力はどのくらい?
RAS-RK2227Sの冷房時の消費電力は425Wで、運転状態による範囲は145~1,000Wです。暖房時は485Wで、範囲は130~1,980Wです。
エアコンは、運転中ずっと同じ消費電力で動くわけではありません。運転開始直後と、部屋が設定温度に近づいてからでは必要な能力が変わります。
外気温や室温、設定温度などによっても消費電力は変化します。そのため、定格消費電力だけから毎日の電気代を正確に計算することはできません。
定格消費電力に電気料金単価を掛ける方法は、特定の消費電力で運転した場合の目安としては使えますが、実際の請求額とは差が出ます。
年間の電気代を比較するときは、冷房・暖房それぞれの消費電力だけでなく、次に紹介する期間消費電力量も合わせて見ると判断材料になります。
期間消費電力量660kWhから年間の目安を確認
RAS-RK2227Sの期間消費電力量は660kWhです。内訳は、暖房期間486kWh、冷房期間174kWhとなっています。
全国家庭電気製品公正取引協議会が示す電力料金の目安単価31円/kWhを使って計算すると、660kWh×31円で年間約20,460円になります。
ただし、この約20,460円は実際の請求額を予測したものではありません。期間消費電力量そのものが、JISで定められた条件による試算値だからです。
日立の公式サイトでは、東京の気象条件をモデルに、冷房27℃、暖房20℃、1日18時間運転、平均的な木造住宅などの条件で算出されています。実際の使用量は、住んでいる地域や住宅性能、運転時間などによって変わります。
また、31円/kWhは家電製品の表示などで使われる目安単価です。実際の電気料金は契約している電力会社や料金プランによって異なります。年間約20,460円は、ほかの機種と比較するときの参考値として見るのがよいでしょう。
寒冷地では年間の試算値だけで判断しない
RAS-RK2227Sは寒冷地向けエアコンですが、期間消費電力量の算出には東京の気象条件が使われています。
そのため、冬の気温が大きく下がる地域で暖房を長時間使用する場合、年間660kWhという数字がそのまま実際の使用量になるとは限りません。
暖房では、外気温と室温の差が大きいほど必要な暖房能力も変わります。住宅の断熱性や窓の大きさ、日当たりなどによってもエアコンへの負荷は異なります。
さらに、温風プラスのように通常運転とは異なる機能を使用すると、消費電力量が増える場合があります。使う機能や運転方法によっても差が出ます。
電気代を見るときは年間の試算額だけでなく、その数字がどのような条件で算出されているのかも合わせて確認する必要があります。
購入前に確認しておきたいポイント
RAS-RK2227Sには寒冷地向けの暖房機能や自動お掃除機能がありますが、設置場所や初期設定について事前に確認しておきたい点もあります。
室外機の設置場所と排水条件を確認
寒冷地向けエアコンでは、室内機だけでなく室外機をどこへ置くかも重要です。特に冬は、霜取り運転によって室外機から水が出ることがあります。
日立の公式サイトによると、RKシリーズでは、霜取り運転のドレン水が室外機のベース表面や熱交換器で凍ると、性能低下や故障の原因になる可能性があると説明されています。
そのため、流れ落ちた水が凍結しても問題のない場所へ室外機を設置し、排水口である水抜き穴をふさがないようにする必要があります。
また、RKシリーズの室外機では、ドレンブッシュやドレンパイプを取り付けることができないと日立の公式サイトに記載されています。一般的な室外機と同じ方法で排水できるとは限りません。
積雪量や設置場所の状況によって必要な施工は変わります。寒冷地で設置する場合は、室外機の置き方や排水方法について販売店や施工業者に確認する必要があります。
室内機は薄型でも設置寸法の確認は必要
RAS-RK2227Sの室内機は奥行250mmで、日立も薄型モデルとして紹介しています。壁から前への張り出しを抑えたい場合には、比較しやすいサイズです。
ただし、奥行25cmだから狭い場所ならどこにでも取り付けられるわけではありません。エアコンには吸い込みや吹き出し、施工のために必要な空間があります。
室内機の幅は795mm、高さは295mmなので、取り付ける壁面にも一定の広さが必要です。カーテンレールや家具との位置関係も確認する必要があります。
さらに、日立の公式サイトでは、背面で配管を接続する場合は、110mm以上のスペースが必要と説明されています。配管の向きによっても必要なスペースは変わります。
薄型設計は設置場所を考えるときのひとつの材料ですが、最終的な設置可否は、本体寸法だけでなく壁や配管の位置まで含めて確認する必要があります。
自動機能には工場出荷時に設定されていないものもある
RAS-RK2227Sには複数の自動機能がありますが、搭載されているすべての機能が最初から有効になっているわけではありません。
例えば、室外機の凍結洗浄は工場出荷時には設定されておらず、利用する場合は設定が必要です。
「プレシーズンお手入れ」も、工場出荷時には設定されていません。使う場合は、あらかじめ設定しておく必要があります。
そのため、購入後は取扱説明書で初期設定を確認し、使いたい機能に設定が必要かどうかを見ておくことが大切です。
自動機能を重視してRAS-RK2227Sを選ぶ場合は、搭載されているかどうかだけでなく、初期設定や利用条件まで確認しておくと、使い始めてからの行き違いを減らせます。
RAS-RK2227Sは壊れやすい?保証とお手入れを確認
RAS-RK2227Sが壊れやすいかどうかを判断するには、確認できる事実と、根拠のない推測を分けて考える必要があります。
RAS-RK2227Sが壊れやすいとする公式データは確認できない
日立の公式サイトやサポート情報を確認した範囲では、RAS-RK2227Sの故障率は公表されていません。
そのため、「自動お掃除機能が付いているから壊れやすい」「部品が多いから故障しやすい」といった理由だけで、RAS-RK2227Sがほかのエアコンより壊れやすいと判断することはできません。
反対に、「日立だから壊れにくい」「寒冷地向けだから長持ちする」と断定できるデータも確認できず、壊れやすい、壊れにくいのどちらにも決めつけることはできません。
購入前に確認できるのは、メーカーが公表している保証期間や補修用性能部品の保有期間、正しい使い方、お手入れ方法などです。
壊れやすさが気になる場合は、根拠のない寿命予測ではなく、故障時の保証内容や、購入後に必要なお手入れを確認したほうが具体的な判断材料になります。
フィルターやダストボックスは必要に応じてお手入れする
RAS-RK2227Sにはフィルター自動お掃除がありますが、フィルターの状態をまったく確認しなくてよいわけではありません。
日立の公式サイトでは、使用状態や環境によって、自動お掃除でもフィルターの汚れを取り切れない場合があると説明されています。特に油汚れなどが気になる場合は、取り外して手入れする必要があります。
自動お掃除で集めたホコリはダストボックスに収納されます。そのため、フィルターだけでなく、ダストボックスの状態も確認します。
エアコンのお手入れは、取扱説明書に沿って必要な部分を確認していくことが基本です。
自動機能でお手入れの負担を減らしながら、自動では対応できない汚れや部品については、必要に応じて自分でお手入れすることになります。
プレシーズンお手入れで運転状態を自動診断
RKシリーズには「プレシーズンお手入れ」が搭載されています。冷房をよく使う時期が始まる前に、エアコン内部を自動でお手入れする機能です。
この機能では、長期間使用していなかったエアコン内部を凍結洗浄しながら、正常に運転するかを確認します。
さらに、異常がないかを自動診断し、結果を知らせる機能も含まれています。冷房を使い始める前に状態を確認できるのが特徴です。
ただし、プレシーズンお手入れを使えば故障しなくなるわけではありません。故障を防ぐ機能というより、使用時期の前に状態を確認しやすくする機能です。
また、この機能は工場出荷時には設定されていません。利用する場合は、あらかじめ設定しておく必要があります。
本体保証と冷媒回路の保証期間
日立のルームエアコンのメーカー保証は、本体が購入日から1年間です。
一方、冷媒回路は購入日から5年間の保証となっています。冷媒回路には、圧縮機、冷却器、凝縮器、本体配管などが含まれます。
本体全体が5年間保証されるという意味ではないため、保証期間を見るときは、どの部分が対象なのかも確認する必要があります。
また、保証期間内でも、使用上の誤りや不当な修理、指定外の電源による故障などは、無料修理の対象にならない場合があります。実際の適用条件は保証書の確認が必要です。
販売店によっては独自の延長保証を用意していることもあります。メーカー保証とは別の制度なので、長期保証を重視する場合は購入する店舗の保証条件も確認したいところです。
補修用性能部品は製造打ち切り後10年間保有
日立の公式サイトによると、ルームエアコンの補修用性能部品の保有期間は、製造打ち切り後10年です。
補修用性能部品とは、故障したときに製品の機能を維持するために必要な部品です。保有期間は購入日からではなく、その製品の生産が終了した時点から数えます。
ここで注意したいのは、「10年間部品を保有する」ということと、「エアコンが10年間故障しない」ということは別だという点です。
また、保有期間中でも、故障内容や製品の状態によって修理方法は変わります。保有期間を過ぎると必要な部品がなく、修理できない場合もあります。
エアコンを何年使えるかをひとつの数字で判断するのではなく、保証期間、部品保有期間、使用状況などをそれぞれ分けて見る必要があります。
RAS-RK2227Sと相性を確認しやすい使い方
RAS-RK2227Sが自分の使い方に合うかどうかは、住んでいる地域や設置場所、普段使いたい機能との組み合わせから考えると判断しやすくなります。
寒い地域で暖房性能を重視したい場合
RAS-RK2227Sは、寒冷地向けの「メガ暖 白くまくん」RKシリーズです。冬の暖房性能を重視してエアコンを探している場合に、比較しやすいモデルです。
外気温2℃時の低温暖房能力は5.0kWで、霜取り中の室温低下を緩和する「あらかじめ温風」も搭載されています。
また、必要に応じて吹き出す風の温度を高める「温風プラス」も使えます。寒い時期の暖房に関係する機能が複数用意されています。
一方で、寒冷地向けだから、どの部屋でも十分な暖房能力になるとは限りません。部屋の広さや断熱性、地域の最低気温などによって必要な能力は変わります。
冬の暖房を主な目的にする場合は、「6畳程度」という目安だけでなく、低温暖房能力や住宅条件まで合わせて確認する必要があります。
室内機の奥行きを抑えたい場合
RKシリーズの室内機は奥行250mmです。日立のラインアップの中でも、薄型の室内機を探している場合に確認しやすいサイズです。
エアコンは高い位置に取り付けるため、奥行きが大きいと壁からの張り出しが目立つことがあります。前への出っ張りを抑えたい場合には、奥行き寸法が比較材料になります。
寝室や小さめの部屋など、室内機をできるだけすっきり見せたい場合にも確認しておきたいポイントです。
ただし、奥行きが薄いことと、少ないスペースで設置できることは同じではありません。周囲には施工や吸排気に必要な空間があります。
購入前には、幅795mm、高さ295mmという寸法も含めて、予定している壁面に取り付けられるかを確認する必要があります。
フィルター掃除などの負担を減らしたい場合
RAS-RK2227Sには、フィルター自動お掃除と凍結洗浄Lightが搭載されています。手作業だけでお手入れするエアコンとは、日常の管理方法が少し異なります。
フィルター自動お掃除ではフィルターのホコリを取り除き、凍結洗浄Lightでは熱交換器を自動で洗浄します。
さらに、冷房・除湿後に内部のカビを抑制するヒートアタックや、シーズン前に内部洗浄と診断を行うプレシーズンお手入れもあります。
こうした機能があるため、フィルターや内部のお手入れをできるだけ自動機能で補いたい場合には、確認しておきたい機能がそろっています。
ただし、フィルターの汚れやダストボックスなど、人が確認・手入れする部分は残ります。自動機能で負担を減らしながら、必要な部分は自分で手入れする必要があります。
購入前に確認しておきたいポイント
除湿時に室温をできるだけ下げたくない場合は、3モード除湿の特性を確認しておく必要があります。RKシリーズでは、除湿運転中に室温が2~3℃ほど低下する場合があります。
また、スマートフォン操作を使う場合には、別売のSP-WL4が必要です。追加部品なしでスマホ操作を使いたい場合は、購入時の構成を確認しておきたいところです。
室外機を置ける場所が限られている場合も注意が必要です。室外機は34kgあり、寒冷地では霜取り時の排水や凍結を考えた設置が必要になります。
自動お掃除機能があっても、フィルターやダストボックスなどのお手入れがすべて不要になるわけではありません。購入前に、どこまで自動で行われるのかを知っておくことが大切です。
RAS-RK2227Sにはさまざまな機能がありますが、機能の多さだけでなく、自分が実際に使いたい機能がそろっているかを見ることも大切です。暖房、サイズ、清潔機能、除湿、スマートフォン操作など、重視する項目を整理すると比較しやすくなります。
RAS-RK2227S-Wの現在の販売情報や、商品ページに掲載されている内容は楽天の商品ページで確認できます。
RAS-RK2227Sについてよくある疑問
最後に、購入前に確認しておきたい点を簡潔にまとめます。
RAS-RK2227Sは何畳用?
RAS-RK2227Sは冷房能力2.2kWの機種で、6畳程度がひとつの目安です。
ただし、必要な能力は住宅条件によって変わります。
特に暖房を重視する寒冷地では、部屋の断熱性や外気温の影響も受けます。
そのため、畳数だけで決めず、設置する部屋に必要な能力を確認することが大切です。
判断が難しい場合は、設置予定の部屋の広さや住宅条件を販売店へ伝えて確認すると、必要な能力を判断する材料になります。
凍結洗浄Lightがあればエアコン掃除は不要?
凍結洗浄Lightがあっても、エアコンのお手入れがすべて不要になるわけではありません。
凍結洗浄Lightが洗浄するのは主に熱交換器です。菌、ウイルス、ホコリ、カビなどをすべて洗い流せる機能ではありません。
フィルターには自動お掃除機能がありますが、使用環境によっては汚れを取り切れないことがあります。
しつこい汚れが付いた場合は、フィルターを取り外して手入れする必要があります。
自動機能で対応できる部分と、自分で確認・手入れする部分の両方があります。
スマートフォンから操作できる?
RAS-RK2227Sを含むRKシリーズは、日立の「白くまくんアプリ」に対応しています。
ただし、アプリを利用するには別売の無線LAN接続アダプターが必要です。
対応するアダプターはSP-WL4です。
そのため、エアコン本体だけを購入した状態では、アプリ操作に必要な機器がすべてそろっているわけではありません。
スマートフォン操作を使う予定がある場合は、アダプターの価格や取り付けについても確認しておく必要があります。
RAS-RK2227Sは何年使える?
RAS-RK2227Sが必ず何年使えるかという年数を、メーカー情報から断定することはできません。
保証期間は、本体が購入日から1年間、冷媒回路が5年間です。これは製品の寿命を示す年数ではありません。
また、日立のルームエアコンの補修用性能部品は、製造打ち切り後10年間保有されます。これも10年間使えることを保証するものではありません。
使用環境や運転時間、お手入れ状況などによって製品の状態は変わります。
保証書や購入情報を保管しておくと、故障や不具合があったときに修理を依頼する際も確認しやすくなります。
まとめ
日立RAS-RK2227Sは、「メガ暖 白くまくん」RKシリーズの寒冷地向けエアコンです。冷房能力2.2kWの6畳程度を目安とするモデルで、外気温2℃時の低温暖房能力は5.0kWとなっています。
室内機は幅795×高さ295×奥行250mmで、奥行25cmの薄型設計です。暖房では「温風プラス」や「あらかじめ温風」、清潔機能では「凍結洗浄Light」「フィルター自動お掃除」「ステンレス・クリーンシステム」「ヒートアタック」などを備えています。
一方で、自動お掃除機能があっても、フィルターなどのお手入れが完全になくなるわけではありません。室外機の凍結洗浄やプレシーズンお手入れなど、利用するために設定が必要な機能もあります。
期間消費電力量は660kWhです。電力料金の目安単価31円/kWhで計算すると年間約20,460円ですが、これはJISの条件による試算値を使った目安です。実際の電気代は地域や住宅、設定温度、使用時間などによって変わります。
また、RAS-RK2227Sがほかのエアコンより壊れやすいと判断できる、型式固有の公式データは確認できません。暖房性能、設置条件、お手入れ、保証など、確認できる情報を自分の使い方と照らし合わせることが、RAS-RK2227Sを選ぶ際の判断材料になります。
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